人気ブログランキング | 話題のタグを見る

介護の現実を描きます。ITトピックスをお知らせします。旅と歴史を描いた私のHP「日本ぶらり歴史の旅」(英文もつくってあります)http://www.ab.auone-net.jp/~nut/にもぜひアクセスしてください。


by burari-skuri

トンネルの向うの一筋の光 (3) やっと形を成してきた介護体制

介護保険は私たち国民のもの―利用してこそ価値がある

 2995年10月9日だったか、テレビのニュースで板橋区役所が、「認知症」は早期に気づき治療を始めて、病気の進行を送らせることが大事で、板橋区には認知症の専門知識をもった開業医がこれだけいるから、気づいたときは、このリストのお医者さんに相談したらいいという趣旨のチラシを配ったという話を流していた。悠一郎はさっそく近くの区役所の出張所に行き、そのチラシのコピーをもらってきた。

 チラシは、板橋区医師会が出したもので、A4判の大きさで裏表の各1枚のチラシだった。それを三つ折にしたもののようだ。表には「「認知症」 早期の気づきが大切です。歳のせいにしてはいませんか?認知症は病気です。お困りの方は方は気軽に、物忘れリストをご活用ください」(板橋区医師会所定の研修会を終了した医師です)と書いてあり、裏に54人のリストが、住所、電話番号つきでのっている。

 認知症にかかっている人々は、150万人もいて、その人々を介護で支えている家族を足すと、一人当たり1.5人としても375万人が認知症に苦しみ、悩んでいる。それだのに、日本は区役所がチラシを配っただけでニュースになる段階だ。

 しかし、2000年に介護保険制度が実施になり、 介護支援体制も急速に立ち上がりつつある。
認知症は,普通の病気のようにハッキリかかって、直るときはサッと健康が戻る病気ではない。
by burari-skuri | 2005-10-09 22:45 | 介護・老い