介護の現実を描きます。ITトピックスをお知らせします。旅と歴史を描いた私のHP「日本ぶらり歴史の旅」(英文もつくってあります)http://www.ab.auone-net.jp/~nut/にもぜひアクセスしてください。


by burari-skuri

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食が細る

 2006年内特養入所延期は、悠一郎と公子に予期しない重圧(プレッシャー)となってのしかかってまいりました。といいますのは、食事のときに幸子が口を半開きにしかしなくなり、その結果食が細りみるみるほっそりしてきて、毎回の食事に要する時間が2時間か、それ以上かかるようになったからです。食べているものが食べ物と認識できないのです。ご飯時にいままでは良い口をあけて「おいしい」と言ってくれたのに、目は遠くの方をみつめ夢をみているようで、食べ物だと認識しなくなったのです。そうこうしているうちにもう次の食事を料理しなくてはなりませんし、悠一郎も公子も心配で精神的にも身体的にも参ってまいりました。
 
 機転の効く公子が水分を多くしてミキサーにかけ、口をもっと開くように話をしたり、面白いことを言って笑わせ、幸子が「アハハ」と笑うときにすかさずコップの食べ物を口へ入れて食べさせます。悠一郎は公子のようにはいきません。話題が限られ根気も続きません。どなたか、いい方法があれば教えてくだされば助かります。

 幸子に食べる意欲がないのではありません。1月にはリハビリに強いEB介護施設(老健)に幸子がどのようなようすなのかを見る3日間のお試し入所をしてきましたが、この間に食べたいという意欲が強く、固形物でもやわらかいものならば(例えばみかん、やわらかいクリーム・パンのようなもの)を手ににぎらせると、自分でおいしそうに噛んで食べることがわかっています。
そのうえ今利用しているTKというデイ・サービスをしてくれるところでは、ゲームのときに当意即妙の返事をして職員全員を大笑いさせ、そのうえ小柄で気立てがいいので、「かわいいおばあちゃんです。励みになります」とみんなに愛されています。

 そんな話を聞くと、幸子がいとほしくてなりません。だけど、悠一郎は非力で胸がいたみます。本人のようすをよく把握してくださり、それに対応した介護サービスをしてくれるEB介護施設やBP介護施設(特養)が受け入れてくださるのを待っています。
 
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by burari-skuri | 2007-01-20 11:59 | 介護・老い
ベース技術はすでにある-それを連携させる必要

IBMはイノベーターを自認する世界最大のコンピュータ・メーカーであり、世界最強のIT(情報技術)企業です。そのIBM社本社が昨年暮に今後5年以内にわれわれ人類の生活を一変させるであろう次の時代の5つのIT技術潮流は何であるかをは発表しました。その5つとは、

1 いつでも、どこにいても健康管理
2 あなたの気持ちをわかってくれる携帯電話
3 一般的になるリアルタイムの音声翻訳
4 新たな体験を引き起こす3次元インターネット
5 環境問題、例えば飲料水の供給不足も新技術で解決

です。詳しく知りたい人は、日本IBMのホームページ(http://www.ibm.com/jp/)にアクセスするか、googleの検索エンジンに「IBM Five in Five」と入力し、「go」をクリックしてみてください。では、人類の生活を革新させるこれらの技術の内容を見てみましょう。

社会一般が受け容れるまでに10年はかかる?

 IBMは1.健康管理について、「糖尿病や心臓・腎臓循環器の病気など、慢性疾患を抱えた何百万もの人々が、自身の健康状態医療の専門家に監視してもらいながら、日常生活を送るようになります」と書いていますが、いまセコムのセキュリティ・システムが金持ちか早いもの好きの人のいえにしか導入されていないように、これは一定の進歩的医療機関とj比較的恵まれた患者たちの話で、社会一般の現象となるまでには少なくとも10年はかかるでしょう。

 5つの技術の全部にあてはりますが、 ベースになる技術は無限の日進月歩を遂げつつある半導体技術と通信技術で、マイクロプロセッサーが自動車にどんどん搭載されつつあるように(すでに進歩した車には50以上のマイクロプロセッサーが埋め込まれています)、例えば冷蔵庫、洗面所の鏡、ウォッシュレット(便座)にさえ埋め込まれ、あなたの顔色や血圧・脈や血糖値や排泄物をセンサーから吸い上げ、処方を指示してくるようになるでしょう。

 もっとも、こんなにいちいちチェックされることをあなたの自尊心とプライバシーの保持の権利を許すかどうかは、あなた自身が決める問題です。

 IBMは、医療機関が個人一人一人のカルテ情報を含めて、医療データベースのを共有し、利用するシステムの導入を大病院や医療法人に奨めてこれらの組織のイノベーションを助けてきました。おそらく病院市場のこうした新しいシステムのシェアは世界ナンバーワンではないでしょうか?

携帯電話があなたの秘書に

 IBMは2番目の技術について、「携帯電話や携帯情報端末(PDA)が、ユーザーの居場所(通勤中、オフィスで仕事中、起動中なども)や嗜好を自動的に把握能力を身につけるでしょう」と延べています。PDAというのは、Personal Digital Assstant(またはAssistance)の頭文字で、デジタルつまりコンピュータ機能をもった装置という意味です。

 つまり、いまでもパソコンを操作できる人は、携帯電話より高いレベルの情報処理をやっています。1でかきましたように飽くなき半導体技術の進歩によってマイクロプロセッサーはどんどん高速になり、記憶容量は目覚しい拡大を続けます。あおうすると、そういった半導体製品を使った携帯電話やPDAを売らなければメーカーはやってけません。

 一方、記憶容量が大きくなり、情報処理を高速に遂行できるマイクロプロセッサーが出回るようになると、いままで机上にのったパソコンや大型コンピュータでしかしょりできなかったソフトウェアが携帯情報機器に降りてきます。

 ユーザーの居場所がどこかは、いまでも携帯電話会社は把握していますが、プライバシーを守るためにこうかいしません。しかし、一人一人が高度のマイクロプロセッサーを埋め込んだ携帯情報端末を携帯すると、居場所の把握はやすやすとできます。迷子になったお年寄りの発見は「何の太郎」ベースでできるようになります。

 それから嗜好を自動的に把握する問題は、携帯情報端末を持っている人の嗜好と行動を統計的に解析するソフトウェアがつかわれるのではないでしょうか?いずれにしても、こうした技術のベースはもうあるのです。

短い会話なら日本語で話したら相手の電話に英語が声で出てくる

 こちらが日本語で話したら即時英語の声で訳がでてきたら、どんなにか国際理解が進むだろうとは誰でもが抱く夢です。もうおよそ10年前からですが、パソコンに向かって声で書きたいワープロを発音すれば、パソコンが自動的に文章を書いてくれるソフトウェアが出てきました。大手コンピュータ・メーカーはそれぞれの技術でソフトウェアを開発したのですが、結局、IBMの技術がすぐれているとみえ、IBMと技術使用許諾契約を結んでいるようです。

 ただ、現状ではあらかじめ使用者の声を登録(以前は300文章を朗読しなくてはなりませんでしたが、その後より少ない文章でよくなっています)しておく必要がありますし、ずーずー弁のようなひどいなまりがあると、認識しません。

 人の声の認識(音声認識)技術があれば、リアルタイム(即時)自動翻訳ができるわけではありません。各国語は、表現も違えば、文法も違うし、構造も違います。その上文化が違うので概念も違います。各国語の間に「こういう文句」は○○語では「こう」という橋渡しをする辞書を開発してもまだ完璧ではありません。人間である以上暗黙のうちに知っている人類共通のエスペラント語のような中間言語の辞書や、各国語の間を橋渡しする電子辞書も開発しておかなくてはなりません。

 自動翻訳した文章を人間の声に合成する音声合成システムも開発しなくてはなりません。こうした研究は人工知能の研究で、1960年代から営々と積み重ねられてきましたが、とくにこの25年来長足の進歩を示しました。しかし、リアルタイムの音声翻訳は、初めは短い文章に限られるでしょう。

没入型のインターネットで超現実世界を体験

3次元インターネットというのは、今のインターネットが立体的といっても遠近感をもつ手法で映像が描かれているのに対して、もっとリアルな3次元法を使って仮想現実感のある映像をパソコンや情報処理機能を持ったテレビに音声とともに表示しようというもです。

 仮想現実感のことをバーチャル・リアリティ(virtual reality)といいますが、あとは映像の中身(コンテンツ)で、研究はかなり進んでいます。例えばホログラムという手法を使うとはるかにリアルな映像を表示することができます。

 いまでもルーブル美術館やエルミタージュ美術館にアクセスすると、展示室へ入っていって有名な絵画をみることができますし、プリントさえできます。ゆくゆくは例えばモナリザを描いたダヴィンチ自身のバーチャル・リアリティの映像がこの作品をどうしてえがいたかを説明してくれるかもしれません。

 しかし、だれかがこのバーチャル・リアルなコンテンツを制作しなくてはなりません。3次元インターネットの利用領域は無限で、」その影響は甚大です。現実と超現実は違うんだということを教育する必要がありますし、社会的に悪用に対するなんらかの歯止めが必要になるでしょう。

 3次元表現法だけを映像の表示につかうことはできますから、超現実感のほかにいろいろな場面に利用されるのではないでしょうか。

ナノ・テクノロジーの飛躍的進歩

 今後企業経営は、環境問題を無視することはゆるされません。企業は常に環境を考慮しつつ運営していかなくてはなりませんが、ここで大きく期待される技術は、ナノ・テクノロジーとITです。ナノ・テクノロジーは10億分のXメートル単位の微細な技術です。すでにIBMの科学者らは原子を動かすことに成功しています。

 ス-パーコンピュータはどんどん高速化し、今まで解析できなかったことが可視化によってわかるようになったり、新しいクスリの開発サイクルも早まってきつつあります。
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by burari-skuri | 2007-01-14 15:08 | ITトピックス