人気ブログランキング | 話題のタグを見る

介護の現実を描きます。ITトピックスをお知らせします。旅と歴史を描いた私のHP「日本ぶらり歴史の旅」(英文もつくってあります)http://www.ab.auone-net.jp/~nut/にもぜひアクセスしてください。


by burari-skuri

論点6 福田内閣は短命?

平安時代の「まろ」政治へ逆戻り?

 6チャンネル朝「みのもんた」の時間に出席した民主党の川村さんがうまい表現をして、自民党4役と閣僚の顔ぶれを見ると「まるで平安時代に逆戻りしたようだ。もっと庶民感覚をもたなくてはいかんのだ」と言っていた。筆者も同感だ。

 自民党3役には派閥の領袖が指名された。ほんとうは古賀氏を幹事長にもってきたかったのだが、古賀氏は選挙対策総局長の座を設けるように提案、それで4役になったとされる。しかもこのポストは幹事長と同格に格上げされた。いわば、「おじいちゃんまろ(お公卿)」を集めた派閥体制への再現であろう。福田総理は、自ら「背水の陣」内閣と名づけ、自分のことを「ボケ」ているというが、発足時の支持率は50数パーセントと高い。

 しかし、評論家、あるいは政治評論家諸氏の見通しを総合すると、短命に終わるだろう。

 これで「国民のみなさんが安心してくらせるようにする」、「格差のない希望をもてる社会にする」ことができるのか?

 日本には古来「やさしさと気配りがある文化があり、収益を追求する弱肉強食を競争社会にはなじまない」というが、日本は計画経済の最たる国になり、中央政府は太り、なんでもサービスは分けて外注し、人心は荒れてしまっている。

 福田さんは、「所詮私は影」、調整役に徹すると言っても小泉内閣の官房長官時代の記者会見を見ていると、冷たい感じがする。

 安倍さんはやっぱり参議院選挙に惨敗したときに辞めるべきであった。福田さんは閣僚の指名で、「背水の陣を敷いた」と言い、案外続くか、短命に終わるか、両用の構えだが、内心は総選挙で頭いっぱいなのだろう。
by burari-skuri | 2007-10-02 16:00 | 論点