論点3 インターネット新時代-基本的にオープン、グローバル、俊敏、大量
2007年 09月 04日
基本的に分散・分権構造
論点1に書いたように、インターネットは世界中のネットワークにつながっているコンピュータを仮想化ソフトウェアを介して利用できるのであるから、基本的に地方分散・分権構造であり、したがって中央集権的政府ではなく、地方自治体に大幅に権限を渡した小さな政府に向いている。
ネット新時代の特徴は、オープン、グローバル、俊敏(および誠実)である。ネット時代に情報を秘匿しようとしても、必ずどこかで漏れるのでむしろ積極的に開示したほうがよいし、各国の社会政策はそのように動きつつある。そのうえで、悪用に対する社会的歯止めが必要である。
アメリカはソビエトの核保有に触発されて、たとえ原爆にさらされてもネットワークは生き残って通信できるプロトコル技術(通信規約)を開発した。1980年代であった。そこへ世界最大のAT&Tが研究者らがおたがいに電子メールをやりとりできるソフトウェアを開発し、最初は鷹揚にソース・コード(プログラムの設計思想)が欲しいといってくる研究者に渡していた。1990年代の後半になると、爆発的にそれが広がりインターネットに成長するという歴史をたどった。
今日では、世界中の消費者がパソコンやiモードの携帯電話をもち、サーバーを経由して写真や音楽を伝送できる時代になった。
グローバル市場に特徴ある商品またはサービスを売る道を開拓しないと生き残れない
グローバル市場で競争していくには、外国語、とくに英語、フランス語、スペイン語、これからは中国語を駆使できなくては競争にならず、そういう体制を築いている企業が多くなった。いままではなんといっても本国の売り上げが海外収入を上回っていたが、最近は海外収入が国内を上回る企業が多くなった。
そして生き残る企業は特徴ある製商品を(ニッチ=隙間)市場を開拓した企業で、そのニッチ市場で生き残れるのは数社といわれる。しかも製商品は誠実に売っていかなくてはならない。
みんながアクセスし、見ている、聞いている量が桁違い
インターネット上で使われている言語は圧倒的に英語である。しかし、国内だけでも例えば日本だけでもCDは百万といった数字になる。しかし、日本のCD界全体としては販売量は毎年減る傾向にあるのだが、それはマスコミもほとんど報道しない。もしホームページやブログが英語でも書かれていたら販売量はもっと上がるはずである。だから個人のシンガーソング・ライターが野外コンサートを開くと、日本国内でも数万の聴衆が集まる。こんなことは、インターネットが登場するまでは不可能なことだった。
このことは例えばCDは注文があったら俊敏に出荷できる用意を整えなくてはならない。出荷手段はメーカーとの契約でも何でもいい。何の商品にしても、いまの日本のように供給連鎖の管理がたるんでいては対応できない。
安倍内閣は早くも遠藤農水大臣の25年間つとめている農業共済組合の組合長としての、管理不行き届きに原因する補助金の不正受け取りのため、農水相の辞任に追い込まれた。会計検査院の指摘でこの事実が明るみに出た。今度は與謝野官房長官と麻生自民党幹事長が動いたので若林前環境相を後任にすえる電光石火の辞任劇となった。これはとりもなおさず供給連鎖の管理ならびに危機管理がたるんでいる例であろう。
論点1に書いたように、インターネットは世界中のネットワークにつながっているコンピュータを仮想化ソフトウェアを介して利用できるのであるから、基本的に地方分散・分権構造であり、したがって中央集権的政府ではなく、地方自治体に大幅に権限を渡した小さな政府に向いている。
ネット新時代の特徴は、オープン、グローバル、俊敏(および誠実)である。ネット時代に情報を秘匿しようとしても、必ずどこかで漏れるのでむしろ積極的に開示したほうがよいし、各国の社会政策はそのように動きつつある。そのうえで、悪用に対する社会的歯止めが必要である。
アメリカはソビエトの核保有に触発されて、たとえ原爆にさらされてもネットワークは生き残って通信できるプロトコル技術(通信規約)を開発した。1980年代であった。そこへ世界最大のAT&Tが研究者らがおたがいに電子メールをやりとりできるソフトウェアを開発し、最初は鷹揚にソース・コード(プログラムの設計思想)が欲しいといってくる研究者に渡していた。1990年代の後半になると、爆発的にそれが広がりインターネットに成長するという歴史をたどった。
今日では、世界中の消費者がパソコンやiモードの携帯電話をもち、サーバーを経由して写真や音楽を伝送できる時代になった。
グローバル市場に特徴ある商品またはサービスを売る道を開拓しないと生き残れない
グローバル市場で競争していくには、外国語、とくに英語、フランス語、スペイン語、これからは中国語を駆使できなくては競争にならず、そういう体制を築いている企業が多くなった。いままではなんといっても本国の売り上げが海外収入を上回っていたが、最近は海外収入が国内を上回る企業が多くなった。
そして生き残る企業は特徴ある製商品を(ニッチ=隙間)市場を開拓した企業で、そのニッチ市場で生き残れるのは数社といわれる。しかも製商品は誠実に売っていかなくてはならない。
みんながアクセスし、見ている、聞いている量が桁違い
インターネット上で使われている言語は圧倒的に英語である。しかし、国内だけでも例えば日本だけでもCDは百万といった数字になる。しかし、日本のCD界全体としては販売量は毎年減る傾向にあるのだが、それはマスコミもほとんど報道しない。もしホームページやブログが英語でも書かれていたら販売量はもっと上がるはずである。だから個人のシンガーソング・ライターが野外コンサートを開くと、日本国内でも数万の聴衆が集まる。こんなことは、インターネットが登場するまでは不可能なことだった。
このことは例えばCDは注文があったら俊敏に出荷できる用意を整えなくてはならない。出荷手段はメーカーとの契約でも何でもいい。何の商品にしても、いまの日本のように供給連鎖の管理がたるんでいては対応できない。
安倍内閣は早くも遠藤農水大臣の25年間つとめている農業共済組合の組合長としての、管理不行き届きに原因する補助金の不正受け取りのため、農水相の辞任に追い込まれた。会計検査院の指摘でこの事実が明るみに出た。今度は與謝野官房長官と麻生自民党幹事長が動いたので若林前環境相を後任にすえる電光石火の辞任劇となった。これはとりもなおさず供給連鎖の管理ならびに危機管理がたるんでいる例であろう。
by burari-skuri
| 2007-09-04 14:45
| 論点